吉野美穂子の半生〜音楽とともに〜

吉野美穂子は、今から30年ほど前、北海道の雪深い町に生まれました。
両親はそこで専業農家をしており、母方の祖父母が同居していました。また、年の離れた兄と姉が2人ずつおり、末娘の吉野美穂子は家族全員にかわいがられながら、すくすくと成長します。吉野美穂子が小さいうちに兄姉たちはそれぞれ自立し、次男が実家の農業を継ぐこととなりました。とはいえまだまだ両親も働き盛りであったので、金銭的には何不自由なく育つこととなります。
公共交通機関があまり発達していない地域であり、近所の家々も広大な敷地を持つ農家がほとんどであったため、同じ年頃の子どもは近くにいなかったのですが、その分兄姉や祖父母が遊び相手となっていました。特に祖母とは一緒にいる時間が長かったため、おばあちゃん子に育ちました。小学校あがり、友達とけんかして帰ってくるようなときも、真っ先におばあちゃんのところへ走って行って泣くような子どもでした。ちなみに、小学校は子どもにとってはかなり遠いところにありましたが、それが普通と思って暮らしていましたので、特に不自由することもなかったといいます。
小学校は1学年が10人にも満たないような規模で、いじめなどもなく、学年の垣根を超えて仲良く過ごしていました。田舎町特有のおおらかさからか、成績を気にすることもあまりなく、習い事をする場所や学習塾も近くにはありませんでしたので、みなのびのび過ごしていたとのことです。
学校から帰ると、家業である農業を毎日のように手伝います。主に出荷していたのはじゃがいもですが、自分たちが食べるだけの野菜も作っていたので、ほとんど毎日のように自分たちで作った作物を食べて育ちました。

吉野美穂子の兄姉たちはみな音楽が好きで、CDを買いそろえるのはもちろんのこと、兄たちは友人とバンドを組んだりもしていました。そのような環境にいたため、吉野美穂子も自然と音楽に親しむようになります。兄姉たちの趣味は大変幅広い分野にわたっていたため、コマーシャルに使われるような日本人アーティストやアイドルの有名曲から、海外のマイナーなバンドまで、小さなころから身近に接していました。
また、おばあちゃん子であったことから、祖母が好きな演歌にも親しんでいました。家族の前で演歌を歌っては褒められていたようです。見よう見まねでこぶしをきかせたり、振り付けをしたりして周囲を楽しませていたとのことです。
高校に上がってからは、兄からおさがりでもらったギターを練習し、学校祭ではバンドを組んで演奏したりしていました。周囲に民家があまりない環境であったため、倉庫などで大音量でバンドの練習をしていても怒られることがなく、練習環境としては最高だったとのことです。
しかし、アーティストのライブなどにはあまり行くことがありませんでした。行きたい思いは強くあったものの、吉野美穂子が住んでいたような田舎にアーティストが来ることはなく、北海道でライブがあるとしても、せいぜい札幌どまりだったからです。そういった理由や、地元を出た兄姉への憧れなどから、札幌の大学に通うべく両親を説得します。結果、「短大なら」という条件付きで進学を許されることとなりました。
大学ではすぐさま軽音楽サークルに入り、趣味の合う仲間との音楽談義やバンド活動に精を出していました。憧れであったライブにも毎週のように通いつめ、充実した学生生活を送っていました。

吉野美穂子の充実した学生生活も、2年間で終わりを迎えます。編入を考えたこともあるようですが、これ以上両親に負担はかけられないし、そもそも約束は短大のみの2年間というものでしたので、周囲の友人たちにならって就職活動に精を出すことにします。もともとまじめで努力家な吉野美穂子は、無事に銀行の内定を手にすることができました。
就職後は業務に慣れることで精いっぱいの忙しい毎日を送っていました。半年ほど経って業務にも慣れ、少しずつ精神的・肉体的に余裕ができてからは、また音楽に熱を上げ始めます。吉野美穂子が配属された部署は、ほとんど残業もなく定時で帰ることができる業務であり、土日祝日の休みも保証されていたので、自分のために使える時間は結構あったようです。
同期入社した同僚の友達にたまたまバンド活動をしている人物がいたため、そこから人脈を広げ、メンバーを集め、バンド活動を始めることになりました。メンバー全員が一般企業に就職しており、メジャーデビューなどを考えているわけではありません。あくまで趣味の範囲内で活動しているので、仕事の繁忙期の間は練習できないなどの事情はあるようですが、年に数回はライブハウスでのライブをすることを目標にしているようです。
バンドの練習と、その練習後のメンバーとの飲み会、年に数回のライブ活動で仕事のストレスを思い切り発散させることで、仕事にも前向きに取り組むことができるとのことでした。

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