ステムセル研究所の先進技術がもたらす新しい医療

ステムセル研究所は、さい帯血を使用した移植医療・再生医療の研究・開発を主な事業として行っている、東京都の会社です。本社を港区新橋に置き、横浜市に細胞保管センターを、名古屋・大阪・福岡にそれぞれの地域となるオフィスを構えています。
ステムセル研究所は、民間のさい帯血バンクとしては国内約90%のシェアを持つ企業で、無借金経営による高い業績を維持しているのが特徴です。現在、生成医療や細胞医療は、有効度の高い先進技術として医療業界のみならず経済界からも注目されているため、今後はさらに需要と発展が期待されている分野となっています。
設立されたのは1999年8月8日で、資本金3億7,482万円、従業員数51人(2016年6月9日現在)、創業以来2016年をもって18年目を迎えました。2014年3月期の売上高は4億8,100万円、営業利益は6,700万円、経常利益は6,700万円、当期純利益は7,300万円を計上しています。
事業内容としては、ステムセル(造血系幹細胞)を利用した新たな治療方法の研究開発および普及、ステムセルの受託管理事業、末梢血の受託管理事業、その他これらに関連する事業が主なものとして挙げられます。幹細胞とは、人間を始めとする生物の体内で分裂・成長し、様々な器官に置き換わることが出来る細胞のことで、この細胞の実証的な利用方法・保管方法の開発は、現在再生医療や移植医療における研究のひとつの核となっています。なかでも造血系幹細胞は、人体にとって不可欠な血液中の赤血球・白血球・血小板などを生み出す細胞のことで、さい帯血のなかにも多く含まれることが研究によって明らかになっています。
ステムセル研究所は、こうした細心の注意が必要とされる先端医療の分野において着実な成果を上げることで、質の高い経営に成功しています。

ステムセル研究所が研究に携わっているさい帯血とは、いわゆる母体と子供とをつなぐへその緒のなかに含まれている血液のことです。さい帯血のなかに含まれているステムセル(造血系幹細胞)は、血液の病気である白血病や再生不良性貧血、悪性リンパ腫といった難治性の疾患の治療に効果があることが分かっています。また、先天性免疫不全症や先天性代謝異常症など生まれた時からある病気に対しても有効であるとされています。
ステムセル研究所のように民間の出資によってさい帯血を保管している事業者は、「民間バンク」と呼ばれています。これに対する「公的バンク」は、日本さい帯血バンクネットワークに加盟している全国11カ所の保存機関のことで、日本赤十字社によって運営されている各地のさい帯血バンクや、大学内に設置されているさい帯血バンクなどがあります。
公的バンクには、無償で提供されたさい帯血が保存されていて、血液の移植が必要となる患者についてHLAと呼ばれる型のチェックを行い、これが適合した場合に移植が行われます。一方、民間バンクでは母親が自分の子供のためにさい帯血を提供し、将来子供が病気にかかった時に本人の血液を利用して移植が行われます。このように、私的バンクの利点は血液の型によって移植の可否を検討する必要がなく、保存してある血液がつねに本人のために使われるという点にあります。
ステムセル研究所では、管理や移植が難しいさい帯血を安全かつ確実に保存するための研究が進められています。医療機関で採取されたさい帯血は、同研究所の細胞処理センターに送られた後幹細胞などが分離されます。この作業は、GMP(医薬品の製造および品質管理に関する基準)およびISOクラス5に適合した高いレベルのクリーンルーム内で行われています。この細胞処理センターは、定期的に開かれる見学会で見学することが出来るなど、信頼性の高さがうかがえます。

ステムセル研究所では、全国各地の医療機関と提携しながらさい帯血の採取と保存を行っています。これらの医療機関には、関東180カ所、近畿101カ所を始めとして、産婦人科やクリニックなど全国で485カ所(2016年6月17日現在)もの施設が含まれています。
ステムセル研究所は、高度な技術力と信頼性を持っており、現在までに3万7,000人以上の赤ちゃんのさい帯血を保管することに成功しています。また、実際の治療として白血病や脳性麻痺などの患者に対してさい帯血の移植が実施されていて、国内の民間さい帯血バンクとしては唯一の使用実績があります。
2001年10月には、厚生労働省が同年4月に施行した薬事法の改正省令に早くも対応して、細胞処理センターの改築がなされており、同研究所が柔軟性に富んだキャパシティーの大きな事業運営をしていることの証左ともなっています。
また、2009年にはアメリカ合衆国ノースカロライナ州のデューク大学において、同社保管のさい帯血が脳神経障害の治療に利用されるなど、国際的な協力関係の幅広さと、グローバルな競争力の高さをも示しています。2015年には、神戸で開かれたアジアにおけるさい帯血バンクのネットワーク作りを進める国際会議AsiaCORD/AHA2015にも協賛しています。
ステムセル研究所は、このように各界の様々な研究機関やネットワークとコミュニケーションを諮りながら、医療界・産業界の発展にも寄与し得る企業となっています。今後は、さらなる研究・開発を進めながら、来るべき日本の健康で豊かな未来をリードして行くに違いありません。

株式会社ステムセル研究所
http://www.stemcell.co.jp/

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